Japanese
English
特集 摂食・嚥下障害
脳血管障害慢性期
Dysphagia Management at Chronic Stage of Cerebrovascular Disease.
藤島 一郎
1
Ichiro Fujishima
1
1聖隷三方原病院リハビリテーション診療科
1Department of Rehabilitation Medicine, Seirei Mikatahara General Hospital
キーワード:
摂食・嚥下障害
,
脳血管障害
,
慢性期管理
Keyword:
摂食・嚥下障害
,
脳血管障害
,
慢性期管理
pp.423-428
発行日 2000年5月10日
Published Date 2000/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109225
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はじめに
脳血管障害の治療・管理において摂食・嚥下障害を避けて通ることはできない.急性期,亜急性期に摂食・嚥下障害を認めた場合の慢性期においてはさらに慎重な対応が必要である.経過観察中に栄養障害,脱水,嚥下性肺炎などを起こし,それが誘因となって脳血管障害の再発やその他の合併症を引き起こすことも少なくない.特に高齢者の場合は,重篤化しやすく生命の危険につながるので重大である.
本稿では脳血管障害慢性期における摂食・嚥下障害の病態,評価,指導・管理についてポイントを述べる.
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