Japanese
English
短報
マウスにおける卵巣摘出およびカルシウム摂取量の骨への影響
Effects of Ovariectomy and Calcium Intake on Bone in Mice.
峯松 亮
1
,
吉村 理
2
,
高柳 清美
3
,
小林 隆司
1
,
細田 昌孝
1
,
佐々木 久登
1
,
前島 洋
1
Akira Minematsu
1
,
Osamu Yoshimura
2
,
Kiyomi Takayanagi
3
,
Ryuji Kobayashi
1
,
Masataka Hosoda
1
,
Hisato Sasaki
1
,
Hiroshi Maejima
1
1広島大学大学院医学系研究科保健学専攻
2広島大学医学部保健学科
3札幌医科大学
1Health Sciences Major, Graduate School of Medical Sciences, Hiroshima University School of Medicine
2Institutes of Health Sciences, Hiroshima University School of Medicine
3Sapporo Medical College
キーワード:
卵巣摘出
,
低カルシウム飼料
,
最大荷重値
,
灰量
Keyword:
卵巣摘出
,
低カルシウム飼料
,
最大荷重値
,
灰量
pp.377-381
発行日 2000年4月10日
Published Date 2000/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109211
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はじめに
現在,世界的な高齢化が進んでおり,それに伴い骨粗鬆症患者が増加傾向にある.骨粗鬆症の治療は予防が第一であると考えられ,若年期からの十分な最大骨量の獲得は重要な問題の一つである1,2).
骨粗鬆症の基礎研究において,卵巣摘出(OVX)マウスは骨量減少モデルとして広く用いられている.基礎研究を通して得たデータは,骨量減少を引き起こすさまざまな要因に対して応用できる可能性があり,有用であると考える.
本研究では昨今のCa不足状態に注目し3),標準飼料,低Ca飼料を与えることでCa摂取量を変え,さらに卵巣摘出(OVX)を行い,OVXとCa摂取量が骨量に及ぼす影響を若マウスを用いて,骨強度を中心として考察した.
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