Japanese
English
研究と報告
脊髄切断ラットにおけるマイスナー小体の変化
Changes in Rat Meissner Corpuscles after Spinal Cord Transection.
小林 隆司
1
,
梶原 博毅
2
,
高柳 清美
2
,
峯松 亮
1
,
細田 昌孝
1
,
佐々木 久登
1
,
前島 洋
1
,
松田 祐一
1
,
田中 幸子
1
,
金村 尚彦
1
,
松尾 彰久
1
,
吉村 理
2
Ryuji Kobayashi
1
,
Hiroki Kajiwara
2
,
Kiyomi Takayanagi
2
,
Akira Minematsu
1
,
Masataka Hosoda
1
,
Hisato Sasaki
1
,
Hiroshi Maejima
1
,
Yuichi Matsuda
1
,
Sachiko Tanaka
1
,
Naohiko Kanemura
1
,
Akihisa Matsuo
1
,
Osamu Yoshimura
2
1広島大学大学院医学系研究科保健学専攻学生
2広島大学医学部保健学科
1Health Sciences Major, Graduate School of Medical Sciences, Hiroshima University School of Medicine
2Institute of Health Sciences, Hiroshima University School of Medicine
キーワード:
機械受容器
,
脊髄切断
,
動物実験
Keyword:
機械受容器
,
脊髄切断
,
動物実験
pp.259-264
発行日 1999年3月10日
Published Date 1999/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108927
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はじめに
受容器の力学的変形を介して外部刺激を感知する感覚神経終末を機械受容器という.マイスナー小体は機械受容器の一種で,表皮直下の真皮乳頭層に存在し,動的な触覚や圧覚を受容している1).また,この小体の細胞学的構造や組織化学的性質に関しては,ラットも人間も相同であると考えられている.
感覚再教育で重要な位置を占めるこの小体も,脊髄損傷後の変化に関してはほとんど言及されておらず定説もない.そこで本研究では,脊髄切断ラットを用いて,脊髄損傷後のマイスナー小体の経時的変化を,非特異的コリンエステラーゼ活性を指標にして定量的に解明することを試みた.
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