Japanese
English
特集 小児のリハビリテーション
若年性関節リウマチ
Juvenile Rheumatoid Arthritis.
渡辺 言夫
1
Nobuo Watanabe
1
1杏林大学小児科
1Department of Pediatrics, Kyorin University School of Medicine
キーワード:
診断基準
,
病型分類
,
物理療法
,
運動療法
,
日常生活管理
Keyword:
診断基準
,
病型分類
,
物理療法
,
運動療法
,
日常生活管理
pp.425-429
発行日 1999年5月10日
Published Date 1999/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108967
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
若年性関節リウマチ(Juvenile rheumatoid arthritis,JRAと略)は小児期に発症した慢性関節リウマチであり,初発年齢は3歳頃と10歳前後に多いが,乳児でも,また,どの年齢でも発症する.成人と異なるところは,成長過程にある小児であるため心身の成長障害が大きいこと,発熱・発疹が主症状で関節炎が非常に軽度であるものがある一方,関節炎が主症状で早期に関節破壊がみられ重篤な身体障害を来すものもあることなど,症状は多彩であることである.身体障害を可能な限り軽くするためにはリハビリテーションを考えた治療が重要である.
本稿ではJRAの診断基準や病型別評価のポイントと,物理療法,運動療法について記述する.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.