Japanese
English
特集 運動の効果とその理論
運動による骨格筋の適応変化
Adaptive Changes in Skeletal Muscle to Exercise.
山内 秀樹
1
,
宮野 佐年
1
Hideki Yamauchi
1
,
Satoshi Miyano
1
1東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座
1Department of Rehabilitation Medicine, Jikei University School of Medicine
キーワード:
筋線維タイプ
,
筋力増強
,
抵抗運動
,
身体活動低下
Keyword:
筋線維タイプ
,
筋力増強
,
抵抗運動
,
身体活動低下
pp.105-110
発行日 1999年2月10日
Published Date 1999/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108895
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はじめに
運動処方を考える際には,運動強度,時間,頻度,運動者の体力レベルなどを考慮する必要があるし,また運動の目的が筋力増強なのか,代謝的改善なのかによっても運動の種類や様式を決めることになる.高齢化社会の到来で加齢に伴う運動器の萎縮やその対策が望まれる昨今,日常の身体活動レベルの維持,向上が重要視されている.
本稿では,運動による骨格筋の適応変化とそれに影響する要因を解説し,筋力増強と廃用予防に関する運動処方について最近の話題を述べる.
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