増大特集 代謝
Ⅱ.代謝と神経
運動による糖尿病予防・改善の分子機構
古市 泰郎
1
,
藤井 宣晴
1
Furuichi Yasuro
1
,
Fujii L Nobuharu
1
1東京都立大学人間健康科学研究科ヘルスプロモーションサイエンス学域
キーワード:
骨格筋
,
グルコース輸送体
,
GLUT4
,
AMPキナーゼ
,
インスリン感受性
,
筋線維タイプ
Keyword:
骨格筋
,
グルコース輸送体
,
GLUT4
,
AMPキナーゼ
,
インスリン感受性
,
筋線維タイプ
pp.434-435
発行日 2023年10月15日
Published Date 2023/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201740
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血液中の糖の約70%は骨格筋で消費される。骨格筋における糖の取り込みが低下すると血糖値が上昇したままになり,2型糖尿病の発症につながる。運動が糖尿病を予防・改善するのは,骨格筋の糖取り込みを促進させるためであり,運動の効果は糖尿病患者においても有効である。本稿では,運動が糖取り込みを促進させる機序について最近の研究動向を含めながら概説する。
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