Japanese
English
特集 脳卒中維持期のリハビリテーション
施設でのリハビリテーション
Rehabilitation of poststroke patients at the center.
山永 裕明
1
,
野尻 晋一
1
,
中西 亮二
1
,
渡邉 進
1
,
徳永 誠
1
Hiroaki Yamanaga
1
,
Shinichi Nojiri
1
,
Ryoji Nakanishi
1
,
Susumu Watanabe
1
,
Makoto Tokunaga
1
1熊本機能病院総合リハビリテーションセンター
1Department of Rehabilitation Center Kumamoto Kinoh Hospital
キーワード:
介護老人保健施設
,
通所リハビリテーション
,
生活リハビリテーション
Keyword:
介護老人保健施設
,
通所リハビリテーション
,
生活リハビリテーション
pp.1497-1506
発行日 2012年12月10日
Published Date 2012/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108842
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はじめに
脳卒中診療体制では医療連携クリティカルパスに基づき,脳卒中発症後,急性期病院,次いで回復期リハビリテーション病棟を経て,直接または介護老人保健施設(以下,老健施設)経由で在宅復帰となる1).脳卒中維持期リハビリテーションは,脳卒中診療体制の最終到達点であり,地域リハビリテーションに包含される.われわれは,長年にわたり地域リハビリテーションを実践できるシステムを構築し脳卒中維持期リハビリテーションを行ってきた2,3).脳卒中維持期リハビリテーションでは,本人のライフスタイルに沿った充実した生活をおくれるように生活障害に介入する.そのため,生活の基本的視点を理解しておくことは非常に重要である4-6).
本稿では,以上の観点も踏まえて老健施設と通所リハビリテーションでの脳卒中維持期リハビリテーションについて述べる.
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