Japanese
English
特集 脳卒中維持期のリハビリテーション
脳卒中維持期リハビリテーションの現状と課題
Current situations and issues of stroke rehabilitation in community life phase
浜村 明徳
1
Akinori Hamamura
1
1小倉リハビリテーション病院
1Kokura Rehabilitation Hospital
キーワード:
脳卒中
,
維持期リハビリテーション
,
地域包括ケア
,
連携
,
地域リハビリテーション
Keyword:
脳卒中
,
維持期リハビリテーション
,
地域包括ケア
,
連携
,
地域リハビリテーション
pp.1483-1490
発行日 2012年12月10日
Published Date 2012/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108839
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
脳卒中のリハビリテーションはこの10年間,回復期リハビリテーションを中心に整備されてきた.回復期リハビリテーションの課題が解決されたわけではないが,急性期と維持期のリハビリテーションについては,課題が山積する状況にある.
維持期リハビリテーションの多くは介護保険サービスに含まれているが,介護保険財源の問題もあり,診療報酬と比べ同種のサービスでも低い評価となっている.したがって,その重要性は認識されながら,かかわるリハビリテーション専門職も満たされず,期待される成果を得るに至っていない現状である.
また,脳卒中に限った維持期リハビリテーションに関する資料は乏しい.維持期リハビリテーションサービスでは,疾病別リハビリテーション提供量に差異はないため,全利用者のリハビリテーション提供実態を通して脳卒中維持期リハビリテーションを考えてみたい.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.