Japanese
English
調査
75歳以上の外来維持期リハビリテーション患者は介護保険下のリハビリテーションに移行できるか
The outpatients of life rehabilitation by medical insurance service among older aged over 75 in Japan
光武 誠吾
1
,
石崎 達郎
1
,
藤本 修平
1
,
清水 沙友里
2
,
井藤 英喜
1
Seigo Mitsutake
1
,
Tatsuro Ishizaki
1
,
Shuhei Fujimoto
1
,
Sayuri Shimizu
2
,
Hideki Ito
1
1東京都健康長寿医療センター研究所
2医療経済研究機構
1Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology
2Institute for Health Economics and Policy
キーワード:
維持期リハビリテーション
,
診療報酬
,
後期高齢者
,
レセプトデータ
Keyword:
維持期リハビリテーション
,
診療報酬
,
後期高齢者
,
レセプトデータ
pp.867-873
発行日 2018年9月10日
Published Date 2018/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201421
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 【背景】平成30(2018)年度診療報酬改定では,外来で維持期リハビリテーションを受けている患者(外来維持期リハビリテーション患者)は介護保険下のリハビリテーション(介護保険リハビリテーション)に移行予定だが,介護保険リハビリテーションの提供量に余裕がないと,移行できない者が現れる.【目的】外来維持期リハビリテーション・外来リハビリテーションからの移行予定患者数と介護保険リハビリテーションの利用者数を二次医療圏域別に比較し,75歳以上のすべての移行予定患者を介護保険リハビリテーションで受け入れることができるかどうか検討する.【方法】東京都後期高齢者医療広域連合より匿名化後に提供を受けた医科レセプトデータ(2014年8月診療分)から移行予定患者数(A)を推計した.介護保険リハビリテーション利用者数(B)に対する介護保険リハビリテーション利用予定者数(A+B)の増加比を二次医療圏域別に算出した.【結果】増加比が最も大きかった二次医療圏域は島嶼部で1.85倍,次いで区南部で1.39倍だった.【結語】75歳以上のすべての移行予定患者を介護保険リハビリテーションで受け入れることは厳しいと考えられる二次医療圏域が存在した.
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.