リハビリテーション関連資料
身体障害者の年齢推移
坂本 洋一
1
1厚生省大臣官房障害保健福祉部企画課
pp.1097-1098
発行日 1998年11月10日
Published Date 1998/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108809
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厚生省は,概ね5年毎に身体障害児・者の障害の種類・程度・原因等の状況,日常生活の状況等を把握することによって,身体障害児・者福祉施策の推進に必要な基礎資料を得ることを目的として,身体障害児・者の実態調査を実施してきた.平成8年の実態調査結果の概要が本年7月2日に公表された.この身体障害者実態調査結果から,身体障害者数の年齢推移について概観する.
厚生省の身体障害者実態調査は,18歳以上の在宅の身体障害者に関する基礎資料であり,施設に入所している身体障害者は対象となっていない.表は,年齢階層別身体障害者数の分布推移を表したものである.図1は,これらのデータをグラフにしたものである.図2は,調査年の各年齢階層の占める割合をグラフにしたものである.これらの実態調査結果より,18歳以上の在宅の身体障害者数は,それぞれ1970年が1,314,000人,1980年が1,975,000人,1987年が2,414,000人,1991年が2,721,000人,1996年が2,932,000人と増加してきている.
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