Japanese
English
特集 痛みへの対応
慢性疼痛の認知行動療法
A Cognitive-behavioral Approach to the Chronic Pain Patients.
本田 哲三
1
,
中島 恵子
1
Tetsumi Honda
1
,
Keiko Nakashima
1
1東京都リハビリテーション病院
1Tokyo Metropolitan Rehabilitation Hospital
キーワード:
慢性疼痛
,
認知行動療法
,
疼痛管理プログラム
Keyword:
慢性疼痛
,
認知行動療法
,
疼痛管理プログラム
pp.733-738
発行日 1998年8月10日
Published Date 1998/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108723
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はじめに
リハビリテーション臨床では,頸部痛・腰痛をはじめとするさまざまな骨・関節・運動器の頑固な痛みへの対応は切実な問題のひとつである.本稿では,ふだん慢性疼痛になじみのうすい方々を想定して,まず慢性疼痛の概念を概観したうえで,認知行動療法を中心とする治療の原則を概説する.なお,紙数の関係から,背景となる現代心理学理論全般の変遷1)や疼痛管理プログラムの詳細2),および症例の具体的な治療過程3,4)は他文献を参照されたい.
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