Japanese
English
短報
高齢患者の膝伸展筋力と歩行速度,独歩自立との関連
Relationship between Muscle Strength in Knee Extensors and Gait Speed, Independent Gait in the Elderly Patients.
山﨑 裕司
1
,
横山 仁志
2
,
青木 詩子
2
,
黒澤 保壽
1
,
山田 純生
1
,
青木 治人
1
,
田辺 一彦
3
,
長田 尚彦
3
Hiroshi Yamasaki
1
,
Hitoshi Yokoyama
2
,
Utako Aoki
2
,
Yasuzi Kurosawa
1
,
Sumio Yamada
1
,
Haruto Aoki
1
,
Kazuhiko Tanabe
3
,
Naohiko Osada
3
1聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部
2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院リハビリテーション部
3聖マリアンナ医科大学第2内科
1Department of Rehabilitation Medicine, St. Marianna University School of Medicine Hospital
2Department of Rehabilitation Medicine, St. Marianna University Yokohama Seibu Hospital
3The 2nd Internal Medicine, St. Marianna University School of Medicine
キーワード:
高齢患者
,
膝伸展筋力
,
歩行速度
,
独歩自立
Keyword:
高齢患者
,
膝伸展筋力
,
歩行速度
,
独歩自立
pp.689-692
発行日 1998年7月10日
Published Date 1998/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108710
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はじめに
高齢患者の歩行能力の改善を目的として筋力増強訓練が処方されるケースは数多い.歩行自立に必要な下肢筋力が明らかになれば,具体的な目標値を設定したり,治療期間を推測する際に貴重なデータになるものと考えられる.しかし,臨床における多くの症例は運動麻痺や荷重関節の障害,バランス障害を合併するため,どの程度の下肢筋力低下が生じた場合に歩行能力が制限されるかについては十分な検討がなされていない1-3).
そこで,本研究では運動器疾患を有さない心疾患,呼吸器疾患患者などの高齢患者を対象として,加齢と安静臥床による膝伸展筋力の低下が歩行自立度,歩行速度に及ぼす影響について検討した.
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