Japanese
English
研究と報告
心筋梗塞患者の下肢筋力―下肢筋力と歩行,運動耐容能の関連
Muscle Strength of Lower Extremities in Patients with Myocardial Infarction: Relationship between Leg Muscle Strength and Exercise Capacity.
山﨑 裕司
1
,
山田 純生
1
,
渡辺 敏
1
,
三好 邦達
1
,
田辺 一彦
2
,
長田 尚彦
2
,
村山 正博
2
,
前田 秀博
3
Hiroshi Yamasaki
1
,
Sumio Yamada
1
,
Satoshi Watanabe
1
,
Kunisato Miyoshi
1
,
Kazuhiko Tanabe
2
,
Naohiko Osada
2
,
Masahiro Murayama
2
,
Hidehiro Maeda
3
1聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部
2聖マリアンナ医科大学第2内科
3近森リハビリテーション病院
1Department of Rehabilitation Medicine, St. Marianna University School of Medicine Hospital
2The 2nd Department of Internal Medicine, St. Marianna University School of Medicine
3Chikamori Rehabilitation Hospital
キーワード:
心筋梗塞患者
,
下肢筋力
,
運動耐容能
,
歩行能力
Keyword:
心筋梗塞患者
,
下肢筋力
,
運動耐容能
,
歩行能力
pp.41-44
発行日 1994年1月10日
Published Date 1994/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107527
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はじめに
心筋梗塞患者の運動耐容能についてはこれまで運動時心機能と密接な関係がある有酸素作業能力を中心として検討が行われてきた.しかし,われわれが急性心筋梗塞患者を対象として行った調査では,入院期リハビリテーション・プログラム(以下,入院期プログラム)施行中に杖,歩行器などの介助具を要する症例が全体の23%にみられ,その歩行能力や運動耐容能を規定する要因として下肢筋力の影響を無視することはできない1).そこで今回は心筋梗塞回復期にある患者の下肢筋力を測定し,筋力が歩行能力,運動耐容能に及ぼす影響について検討を加えたので報告する.
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