Japanese
English
特集 前頭葉障害とリハビリテーション
症例報告:クモ膜下出血後に前頭葉症状を呈した患者の職業復帰プロセス
Return to Work in the Patient with Frontal Lobe Signs after Subarachnoid Hemorrhage.
蜂須賀 研二
1
,
梅津 祐一
1
,
緒方 甫
1
,
新小田 幸一
2
,
白山 義洋
2
,
野崎 康夫
2
Kenji Hachisuka
1
,
Yuichi Umezu
1
,
Hajime Ogata
1
,
Koichi Shinkoda
2
,
Yoshihiro Shirayama
2
,
Yasuo Nozaki
2
1産業医科大学リハビリテーション医学教室
2産業医科大学病院リハビリテーション部
1Department of Rehabilitation Medicine, University of Occupational and Environmental Health
2Rehabilitation Center, University Hospital of Occupational and Environmental Health
キーワード:
復職
,
前頭葉障害
,
ステレオタイプ抑制障害
,
概念転換障害
Keyword:
復職
,
前頭葉障害
,
ステレオタイプ抑制障害
,
概念転換障害
pp.541-544
発行日 1998年6月10日
Published Date 1998/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108677
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はじめに
クモ膜下出血は突然激しい頭痛を生じ,意識障害や項部硬直を伴う.リハビリテーション科に入院してくるクモ膜下出血患者は,水頭症や血管攣縮のために,歩行障害,ADL制限,認知障害などの問題点を有することが多い,この認知障害は,職業復帰上,阻害要因となるが,われわれは,前頭葉障害を呈するクモ膜下出血の患者で,県立高校教員に復職した症例を経験したので報告する.
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