Japanese
English
特集 脳卒中患者の職業復帰
職業復帰の疫学
Epidemiology of Return to Work after Stroke.
佐伯 覚
1
,
緒方 甫
1
,
大久保 利晃
2
Satoru Saeki
1
,
Hajime Ogata
1
,
Toshiteru Okubo
2
1産業医科大学リハビリテーション医学教室
2産業医科大学環境疫学教室
1Department of Rehabilitation Medicine, University of Occupational and Environmental Health, School of Medicine
2Department of Environmental Epidemiology, University of Occupational and Environmental Health, School of Medicine
キーワード:
脳卒中
,
職業復帰
,
疫学
Keyword:
脳卒中
,
職業復帰
,
疫学
pp.461-464
発行日 1995年6月10日
Published Date 1995/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107874
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はじめに
脳卒中後の職業復帰(以下,復職)は社会復帰の重要な一形態である.脳卒中を含む障害者の高齢化・重度化は,現在の慢性的な不況化とも相まってますます彼らの復職を困難にしている1).他方,産業や労働の現場でも,わが国の高齢化・少子化は労働人口の高齢化を招いており,労働力確保の点からも傷病後あるいは障害者の復職が注目されている2).
本稿では,主としてわが国における脳卒中後の復職に関するこれまでの研究をレビューし,医学的リハビリテーションの観点から脳卒中後の復職率や復職の予測要因などについて論述する.
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