Japanese
English
特集 学習機能とリハビリテーション
学習とその障害に関する基礎―生理学の立場から
Physiological Basis of Neural Plasticity and Its Disorder.
石田 和人
1,2
,
西野 仁雄
1
Kazuto Ishida
1,2
,
Hitoo Nishino
1
1名古屋市立大学医学部第2生理学教室
2名古屋市立大学病院リハビリテーション部
1Physiology Ⅱ, Nagoya City University Medical School
キーワード:
学習
,
シナプスの可塑性
,
機能再建
Keyword:
学習
,
シナプスの可塑性
,
機能再建
pp.503-508
発行日 1997年6月10日
Published Date 1997/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108392
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はじめに
学習は脳が持つ高次機能の一つとして,近年,神経生理学や分子生物学などの分野で盛んに研究が行われている.また医学的リハビリテーションにおいて,学習は運動療法,作業療法など,訓練(exercise)や活動(activity)の反復により機能回復を求める治療技術の重要な医学的基盤となる.本稿では,学習機能に関する生理学的メカニズムを概説するとともに,機能障害に陥った脳の学習機能回復について検討を加えたい.
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