Japanese
English
特集 学習機能とリハビリテーション
学習とその障害に関する基礎―心理学の立場から
Learning and its Disorder-Psychological Studies.
渡邊 正孝
1
Masataka Watanabe
1
1東京都神経科学総合研究所心理学研究部門
1Department of Psychology, Tokyo Metropolitan Institute for Neuroscience
キーワード:
古典的条件づけ
,
オペラント条件づけ
,
シェイピング
,
行動療法
,
プログラム学習
Keyword:
古典的条件づけ
,
オペラント条件づけ
,
シェイピング
,
行動療法
,
プログラム学習
pp.509-513
発行日 1997年6月10日
Published Date 1997/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108393
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学習とは
学習は一般に,「一定場面である経験をすることにより,その後同一または類似の場面において,その個体の行動もしくは行動の可能性に変容がもたらされることをいう.なお,生得的に生じる反応傾向,成熟や疲労や動機づけなどによる一時的な状態による行動の変容はこれに含めない」(心理学事典,p81,平凡社,1981)と定義される.
学習は幾つかのタイプに分けられるが,古典的条件づけ(classical conditioning)とオペラント条件づけ(operant conditioning)の2つが最も基本的なものである.ここでは,リハビリテーションとの関連からも最も重要な,この2つの学習を中心に述べることにする.
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