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特集 リハビリテーション医学の基礎―骨・関節系
関節拘縮に及ぼす低出力レーザーの効果―物理的因子による筋・骨格系組織改変の可能性
Effects of Low Level Laser Therapy on Joint Contracture: A Possibility of Modifying Musculoskeletal Tissues with Biophysical Factor.
赤居 正美
1
Masami Akai
1
1東京大学医学部附属病院リハビリテーション部
1Central Rehabilitation Service, University Hospital, Faculty of Medicine, University of Tokyo
キーワード:
関節拘縮
,
低出力レーザー
,
粘弾性測定
,
骨密度解析
Keyword:
関節拘縮
,
低出力レーザー
,
粘弾性測定
,
骨密度解析
pp.315-319
発行日 1997年4月10日
Published Date 1997/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108348
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はじめに
医学におけるレーザーの応用は拡大を続け,広範囲に及んでいる.1960年にMaimanがルビーレーザーの開発に成功して以来1),最初は網膜剥離の光凝固療法のように,外科手術での利用が多かった.現在ではレーザーの出力により,主として熱作用を利用し,生体組織の切開・凝固などを行う高出力レーザーと,主として光ないし非熱作用を用いて生体組織の刺激・活性化を目指す低出力レーザーに分けられる2).本稿では,この低出力レーザーの生体賦活作用の可能性について述べる.
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