Japanese
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特集 リハビリテーション医学の基礎―正常生理と病態生理
Ⅲ.合併症の病態生理
関節拘縮の発生機序
The Mechanism of Joint-contracture.
安藤 徳彦
1
Norihiko Ando
1
1神奈川県総合リハビリテーションセンター
1Kanagawaken Rehabilitation Center.
キーワード:
関節拘縮
,
コラーゲン
Keyword:
関節拘縮
,
コラーゲン
pp.1005-1012
発行日 1977年12月10日
Published Date 1977/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103901
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Ⅰ.拘縮と強直の分類について
関節の可動域制限は一般に強直と拘縮とに分類され,前者は関節端,関節軟骨,関節包,靱帯などの関節構成体そのものの変化により,後者は皮膚,筋肉,神経等の関節構成体以外の軟部組織の変化により起ってくる運動障害であると定義されている1).
強直はまた,癒合組織の種類によって,線維性,軟骨性,骨性に分類され,さらに運動性の残存いかんによって完全強直,不全強直と呼んで区別されている.
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