Japanese
English
講座 関節拘縮のリハビリテーション・1
運動療法による予防と治療
Prevention and treatment of joint contracture;therapeutic exercise approach.
赤居 正美
1
Masami Akai
1
1国立身体障害者リハビリテーションセンター病院/同研究所・運動機能系障害研究部
1Rehabilitation Hospital/Departments of Rehabilitation for Movement Functions, Research Institute, National Rehabilitation Center
キーワード:
関節拘縮
,
運動療法
,
組織伸張
,
治療機器
Keyword:
関節拘縮
,
運動療法
,
組織伸張
,
治療機器
pp.663-666
発行日 2006年7月10日
Published Date 2006/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100338
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はじめに
関節拘縮とは関節の他動性完全可動域が失われた状態を言う.解剖学的に拘縮(contracture)と強直(ankylosis)を区別して,関節包外の筋肉・靱帯,皮膚などに起因する拘縮と関節包内の軟骨,滑膜,骨などに起因する強直に分けることがあるが,厳密な鑑別は難しい.最終的には関節包内外を問わず,全ての関節構成体に変化が進行・拡大することになる.
臥床や負傷での局所固定によって生じるdeconditioningの代表的な症状の一つである1).
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