特集 整形外科領域におけるロボットリハビリテーション
歩行補助ロボットWPALによる完全対麻痺者の実用的歩行再建
平野 哲
1
,
才藤 栄一
,
田辺 茂雄
,
加藤 正樹
,
角田 哲也
,
後藤 豪志
1藤田保健衛生大学 医学部リハビリテーション医学I講座
キーワード:
脊髄損傷
,
対麻痺
,
ロボット工学
,
歩行障害-神経性
,
補助歩行
,
装着型アシスト機器
Keyword:
Exoskeleton Device
,
Paraplegia
,
Robotics
,
Spinal Cord Injuries
,
Gait Disorders, Neurologic
,
Dependent Ambulation
pp.468-473
発行日 2018年5月19日
Published Date 2018/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018235803
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車いすを用いることでADLが自立していても、再び歩きたいと願っている対麻痺者は多い。対麻痺者の「実用的」歩行再建を考えるうえでは、安定した立位、車いすとの併用が重要である。筆者らは、フレームや股継手が両下肢の間に位置する内側系装具を発展させて、歩行自立支援ロボットWPALを開発した。WPALは対麻痺者が1人で脱着・操作可能であり、装具を用いる場合よりも長距離・長時間の歩行が可能である。WPALの特徴を、他のロボットと比較して解説する。
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