Japanese
English
特集 脊髄損傷リハビリテーション―現状・課題・展望
対麻痺用歩行装具
Gait orthoses for paraplegia.
元田 英一
1
Eiichi Genda
1
1労災リハビリテーション工学センター
1Rosai Rehabilitation Engineering Center
キーワード:
対麻痺
,
歩行装具
Keyword:
対麻痺
,
歩行装具
pp.949-953
発行日 2008年10月10日
Published Date 2008/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101353
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はじめに
車いすは,対麻痺者にとって有効で実用的な移動手段であることは疑いなく,バリアフリーへの環境整備と車いすの性能の向上が相まって,対麻痺者に多くの利益を与えている.しかし,立位・歩行が究極の達成目標であることに変わりはない.立位・歩行は単にもう一つの移動手段を提供するだけでなく,健康面において多くの利益(筋拘縮の予防,痙性の減弱,下肢骨萎縮の予防,循環の改善,褥瘡の予防,膀胱直腸障害の改善など)を与えることがわかっている.それに加えて,人間のidentityの一つとして心理面でも大きな意味をもつ.
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