Japanese
English
特集 リハビリテーションと情報
障害者への電子的情報提供のあり方―パソコン通信/インターネットを中心に
Electrical Information Delivery to Persons with Disabilities.
関根 千佳
1
Chika Sekine
1
1日本アイ・ビー・エム株式会社スペシャル・ニーズ・システム推進室
1IBM Japan, Special Needs System Center
キーワード:
情報
,
コンピュータ
,
アクセシビリティ
,
通信
,
インターネット
Keyword:
情報
,
コンピュータ
,
アクセシビリティ
,
通信
,
インターネット
pp.12-16
発行日 1996年1月10日
Published Date 1996/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108016
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はじめに
パソコンやワープロといった電子機器は,10年前より100倍も早く,かつ100分の1の大きさとなって,各家庭にテレビ感覚で普及しつつある.そしてそれは,次第に電話線を通じて今や世界中とつながりはじめている.電話番号やFAXに加え,電子メールのIDが入っている名刺はもうめずらしくない.このようにコミュニケーションの道具として社会インフラの一つとなったパソコンと情報ネットワークは,障害を持つ人々には健常者以上の価値を持つことがある.在宅で情報収集や発信ができること,障害の有無を問わないコミュニケーションが可能になることなどである.それは障害者と健常者間のバリア,および視覚と聴覚のような障害者同士のバリアをも少なくするものである.このような障害者への電子的情報提供が,どのように行われているのか,今後どうあって欲しいのかについて述べる.
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