Japanese
English
特集 リハビリテーションと情報
障害者と情報通信ネットワークの可能性と課題
Potential and Assignment of Telecommunication Network for Persons with Disabilities.
薗部 英夫
1
Hideo Sonobe
1
1全国障害者問題研究会
1The Japanese Association on Disability and Handicap
キーワード:
障害者
,
情報通信
,
ネットワーク
Keyword:
障害者
,
情報通信
,
ネットワーク
pp.7-11
発行日 1996年1月10日
Published Date 1996/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108015
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阪神大震災と情報のネットワーク
「ワゴン車4台で紙オムツの入った段ボール50箱を貰い,夜8時,学校の玄関前でワゴン車1台分の10数箱を垂水養護学校の先生に渡しました.本当は直接届けたいのですが,交通規制で許可車以外神戸市内に入れないのです.」
いなみ野養護学校(兵庫県加古郡)に勤務する市位辰三さん(38歳)は,1995年1月17日の地震発生の翌日から〈みんなのねがいネット〉1)に救援活動の様子を発信している.23日19時,「肢体不自由養護学校で紙オムツがたりない」との大手パソコン通信に発信されたSOSは,その夜のうちに各地の小さなパソコン通信にも転送され,翌日には,全国8か所から,じつに1,000枚を越える紙オムツが神戸に送られた.先のメッセージはその一人の市位さんたちの活動の一コマだ.
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