Japanese
English
特集 進行性疾患とリハビリテーション
デュシェンヌ型筋ジストロフィー症(DMD)の在宅リハビリテーション
Community-based Rehabilitation of Patients with Duchenne Muscular Dystrophy (DMD).
里宇 明元
1
,
浅野 賢
2
Meigen Liu
1
,
Satoshi Asano
2
1埼玉県総合リハビリテーションセンターリハビリテーション科
2国立療養所東埼玉病院理学診療科
1Department of Rehabilitation Medicine, Saitama Prefecture General Rehabilitation Center
2Department of Rehabilitation Medicine, Higashisaitama National Hospital
キーワード:
筋ジストロフィー症
,
在宅ケア
,
評価
,
マネージメント
,
QOL
Keyword:
筋ジストロフィー症
,
在宅ケア
,
評価
,
マネージメント
,
QOL
pp.569-579
発行日 1995年7月10日
Published Date 1995/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107897
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はじめに
デュシェンヌ型筋ジストロフィー症(DMD)の病因をめぐる研究の進歩は目覚ましいが,今のところ根本的な治療法はなく,障害の進行に合わせた適切なケアにより,quality of life(QOL)を高めることがリハビリテーションの基本となる.歴史的にわが国では約2,000床の専門病床を持つ国立療養所がDMD医療の中心的役割を担ってきた1).20年を越す歩みの中で,入院ケアは多くの成果を上げてきたが,近年,ノーマライゼーションの観点から,在宅ケアも模索されつつある2).本稿では経験が豊富な入院ケアと比較しながら,在宅ケアのあり方を考えてみたい.
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