一頁講座 神経学的検査
5．Tinel徴候（Hoffmann-Tinel徴候）の意義とその注意点
山本 精三
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1東京大学医学部整形外科
キーワード：
Tinel徴候
,
神経再生
,
末梢神経損傷
Keyword:
Tinel徴候
,
神経再生
,
末梢神経損傷
pp.437
発行日 1995年5月10日
Published Date 1995/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107866
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1915年Hoffmannは，神経縫合後の経過中に縫合部位よりも遠位部（神経再生部位）において軽い叩打によりtingling sensation（びりびり感）を感覚脱失部位に感じること，またこの徴候が麻痺筋の回復が起こるよりも早期にみられたことから，神経縫合が成功したかどうかの判断にこの徴候が有用であると報告し，また同年Tinelも同様の徴候を末梢神経損傷時に観察し，診断および予後について有用であると報告した．
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