今月の臨床 新生児の蘇生と管理
新生児室での管理
3.注意すべき徴候 3)黄疸
横山 直樹
1
1神戸大学医学部附属病院周産母子センター
pp.163-165
発行日 2008年2月10日
Published Date 2008/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101667
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はじめに
新生児期早期の黄疸は高間接ビリルビン血症であり,このビリルビンの急上昇または高値を放置しておくと,中枢神経系を障害し核黄疸を惹起する可能性がある.この核黄疸を防ぐためには,黄疸の適切な治療,管理が必要である.近年,生後早期からの新生児黄疸の管理が普及し核黄疸は激減しているものの,その報告例が散見される.今もなお,適切な黄疸管理は児にとってきわめて重要である.
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