Japanese
English
特集 重度障害者のリハビリテーション
教育・社会・職業的リハビリテーション
重度・重複障害者のデイアクティビティ
Day-activity of Profoundly Handicapped Person.
日浦 美智江
1
Michie Hiura
1
1社会福祉法人訪問の家「朋」
1“Tomo”, Social Welfare Facility for Profoundly Handicapped Person
キーワード:
重度・重複障害
,
デイアクティビティ
Keyword:
重度・重複障害
,
デイアクティビティ
pp.975-978
発行日 1994年11月10日
Published Date 1994/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107738
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はじめに
「朋」は重度・重複障害者の人達の学校教育終了後のデイアクティビティの場である.定員は40名,デイサービスの人たちを加えると現在49名の人たちがほぼ横浜市全域から通ってきている.平均年齢は24.8歳,最年少者は17歳,最高年齢は36歳である.法的には精神薄弱者通所更生施設ではあるが,横浜市の大きなバックアップを得て職員は2.5人に1人の割合で配置されている.対象者の障害は年々重症化しており,現在気管切開の人2名,胃瘻の人2名,経管栄養の人12名,下咽頭チューブ使用の人4名,歩行可能の人7名を除きほとんどの人たちが座ることができない.
「朋」はいくつかの特徴をもった施設だが,その一つに高台の閑静な住宅街の真ん中にあり,道路を隔てて前面に小学校,後面に中学校,隣に保育園,その先にショッピング街があるという環境の良さがある.こんな条件をもつ「朋」が大切にしていることを以下述べてみたいと思う.
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