連載 主治医の介入でこれだけ変わる! 内科疾患のリハビリテーション・24【最終回】
疾患別リハビリ・運動療法の実際
重複障害
上月 正博
1,2
1公立大学法人山形県立保健医療大学
2東北大学
pp.1546-1554
発行日 2023年8月10日
Published Date 2023/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229106
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わが国は世界一の超高齢社会となり,多疾患による重複障害の人が増加している.身体障害者全体に占める重複障害者の割合は4〜7%程度を推移していたが,2006年に8.9%,2016年に17.7%と急増した1).ここでの重複障害者とは身体障害(視覚障害,聴覚・言語障害,肢体不自由,内部障害)を2つ以上併せ有している人を指しており,知的障害や精神障害を考慮に入れると,さらに重複障害者数は多くなることが推測される.
本連載の最終回となる今回は,重複障害のリハビリテーション(以下,リハビリ)・運動療法について解説する.
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