Japanese
English
研究と報告
運動負荷によるラット骨格筋の筋内深度別組織化学的所見
Effects of Exercise on the Histochemical Property of Rat Skeletal Muscle.
原田 孝
1
,
茂手木 三男
1
,
島本 司考
1
,
筒井 俊行
1
,
櫛方 暢晴
1
,
坂本 美喜
1
,
古市 照人
2
Takashi Harada
1
,
Mitsuo Motegi
1
,
Shikou Shimamoto
1
,
Toshiyuki Tsutsui
1
,
Nobuharu Kushikata
1
,
Miki Sakamoto
1
,
Teruhito Furuichi
2
1東邦大学整形外科学教室
2獨協医科大学リハビリテーション科
1Department of Orthopaedic Surgery, Toho University School of Medicine
2Department of Physical Medicine and Rehabilitation, Dokkyo University School of Medicine
キーワード:
ラット骨格筋
,
組織化学的研究
,
運動負荷
Keyword:
ラット骨格筋
,
組織化学的研究
,
運動負荷
pp.669-673
発行日 1994年8月10日
Published Date 1994/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107669
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はじめに
骨格筋のタイプⅠ線維とタイプⅡ線維の組成や運動負荷もしくは不動に対するタイプ別筋線維の反応に関しては種々の報告1-6)があって一定した見解が得られていない.
筋線維のタイプ組成や直径は筋肉の部位や深さで異なっていることが経験上知られているが,それぞれの研究者の筋採取部位に相違があり,このために異なる研究結果が得られる可能性がある.
しかし,従来の報告では筋内深度毎に組織化学的に定量的手法で検討を加えた研究はみあたらない.
今回,われわれは筋内深度別に筋タイプ組成と筋線維直径の標準値を求めて,これを基準として運動負荷に対する影響が筋内深度別にどのように異なるかを組織化学的手法を用いて検討を行った.
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