4．身体障害者福祉法―補装具判定に関する疑義解釈

　総括事項

　身障法による補装具の交付は，障害者（手帳保持者）の日常生活レベルの活動を保障するためのもので，その結果として，彼らの社会的・職業的リハビリテーションの促進を図り，自立生活の実現を指向するものである．

　また，補装具の交付判定は障害者更生相談所の役割であり，手帳を所持している障害者にどのような補装具の交付が適当かは，各更生相談所の判断によるところが大きい．したがって，以下にいくつかの疑義に対する厚生省社会局や更生相談所長会の回答を示したが，これらの見解は，その実施において必ずしも全国的に統一されているとはいえない．