Japanese
English
特集 骨関節疾患―術前術後のリハビリテーション
脊柱
Spine Surgery and Rehabilitation.
北原 宏
1
Hiroshi Kitahara
1
1千葉大学医学部整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, School of Medicine, Chiba University
キーワード:
脊椎
,
手術
,
リハビリテーション
Keyword:
脊椎
,
手術
,
リハビリテーション
pp.567-572
発行日 1993年7月10日
Published Date 1993/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107398
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はじめに
脊椎疾患には先天性か後天性のもの,変形,腫瘍(脊椎,脊髄),変性疾患,代謝性疾患,外傷と多彩であり,解剖学的にも,頸椎,胸椎,腰椎と特徴がある.臨床症状も疼痛,体幹支持機構の破綻,神経学的に末梢神経麻痺,対麻痺,四肢麻痺などがある.疼痛,麻痺,支持機構の障害は患者の機能障害,能力障害,ADL障害,社会的ハンデキャップの全てを持つことになり,医学的リハビリテーションにとっても大きなテーマである.手術治療に際しても,目的が疼痛の除去,麻痺の改善,支持機構の獲得,変形の矯正,QOLの拡大,合併症の予防であったりするため,個々の疾患・症例の手術治療にあたっては,よりきめ細かい術前術後リハビリテーション・プログラムが必要である.
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