学会報告
第14回東海リハビリテーション懇話会―1991年4月26日,於:名古屋大学医学部鶴友会館
中川 博之
1
,
杉田 朋子
2
,
藤田 菊江
3
,
古池 道子
4
,
角谷 玲子
5
,
室賀 辰夫
6
,
猪田 邦夫
7
1愛知県総合保健センター聴覚音声言語診断部
2愛知医科大学附属病院
3名古屋市身体障害者総合リハビリテーションセンター
4協立総合病院
5公立陶生病院医療社会事業部
6名古屋大学医療技術短期大学部作業療法学科
7名古屋大学医療技術短期大学部理学療法学科
pp.177-178
発行日 1992年2月10日
Published Date 1992/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107016
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1.言語障害の種類とSTのかかわり方
1)言語について
STは,言語治療の対策を考えるにあたり,書語を以下のようにとらえている.
まず言語を理解と表出に分ける.理解には「聞く」と「読む」があり,表出には「話す」と「書く」がある.また一方でLanguageとSpeechに分けてとらえることも多い.すなわち,Languageとは思考や感情などの受容と表現のことであり,「聞く」・「読む」・「書く」と,「話す」の上位レベルの過程が該当し,Speechとは「話す」の下位レベルである話し言葉の実際面(音声・プロソディ・発音)のことである.
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