学会報告
第20回東海リハビリテーション懇話会―1994年4月8日(金),於:名古屋大学医学部鶴友会館
眞野 行生
1
1奈良県立医科大学神経内科・中央リハビリテーション部
pp.352-354
発行日 1995年4月10日
Published Date 1995/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107847
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今回は「痙縮と運動療法」のテーマのもとに開催された.痙縮の治療法は薬物療法,運動療法,物理療法,装具療法,ブロック,ボツリヌス毒素投与,筋・腱・神経・神経根切除術,バイオフィードバック療法など多岐にわたるが,臨床では治療に苦労することが多い.これは痙縮の出現に関与する障害部位が多岐にわたり,また多くの背景疾患があり,随伴症状も異なることにもよる.今回は運動療法に焦点をしぼり,脳性麻痺,脊髄損傷,脳卒中片麻痺にみられる痙縮について,豊富な経験にうらづけされた理学療法の考え方とその実践方法の講演をきくことができた.
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