学会報告
第12回東海リハビリテーション懇話会―1990年4月20日,於:名古屋大学医学部鶴友会館―上肢障害に対する機能訓練(第1回)
室賀 辰夫
1
,
猪田 邦夫
2
1名古屋大学医療技術短期大学部作業療法学科
2名古屋大学医療技術短期大学部理学療法学科
pp.475-476
発行日 1991年4月10日
Published Date 1991/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106809
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1.片麻痺の上肢・手指における問題点―上着の着脱動作における患側上肢・手指の使用状況と運動機能との関連について
藤田学園保健衛生大学リハビリテーション科
梶原 敏夫・志水 宏行・土肥 信之
片麻痺の上肢機能は廃用にとどまることが多く,また利手交換をすることによりADL自立を図ることが多い.実際の日常臨床では片麻痺上肢に対するリハビリテーション・アプローチは患側上肢のimpairmentが中心で,disabilityに要する時間数が少ないのではないかと思われる.
そこで,失語症を除いた重篤な高次機能障害や痴呆のない脳卒中片麻痺患者25例に対し,前開き型・かぶり型上着の着脱動作における患側上肢・手指の使用状況と運動機能との関連について調査し,以下の結果を得た.
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