学会報告
第16回東海リハビリテーション懇話会―1992年4月24日(金),於:名古屋大学医学部鶴友会館
室賀 辰夫
1
1名古屋大学医療技術短期大学部作業療法学科
pp.169-170
発行日 1993年2月10日
Published Date 1993/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107302
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1.名古屋市における機能訓練事業の現状と問題点
国立療養所東名古屋病院附属リハビリテーション学院
齋木しゅう子・米澤久幸
近藤登・渡邊潤子
国立療養所東名古屋病院理学診療科
田中幸子・中條茂伯・生川隆行
岡田智子・奥田英隆
豊田地域医療センター 星嘉使憲
今回,名古屋市各保健所の保健婦ならびに国立療養所東名古屋病院外来通院患者(39名)にアンケートを行い,機能訓練事業の現状および問題点を調査した.
その結果,病院でPT・OT訓練を受けている者にリハビリテーション教室参加が少ない傾向が認められた.参加しない理由として,多くの者が病院でPT・OT訓練を行っているから保健所のリハビリテーション教室へは行かないと答えている.このことは,患者さんからみてリハビリテーション教室に個別的・医学的リハビリテーションを望むが,実際には期待したものとは違っている.また医療サイドからみても,病院で行われる医学的リハビリテーションと地域リハビリテーションの関係・関連が整理しきれない結果によるものではないかと考察された.
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