Japanese
English
特集 身体障害者と加齢
小児切断者と加齢―成長に伴う骨・関節系への影響を中心に
Child Amputee and Aging: Effect of Growth on Bone and Joint Systems.
加倉井 周一
1
Shuichi Kakurai
1
1帝京大学市原病院リハビリテーション科
1Department of Physical Medicine and Rehabilitation, Teikyo University Ichihara Hospital
キーワード:
小児切断
,
成長
,
加齢
Keyword:
小児切断
,
成長
,
加齢
pp.117-122
発行日 1992年2月10日
Published Date 1992/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107004
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はじめに
近年では国民の老齢化につれて様々な問題が生ずるようになった.このうち切断者では老齢化の下肢末梢血行障害の対策が大きな話題となっている.ところで「小児切断者と加齢」という筆者に与えられたテーマは文献的にもほとんど記載がない分野である.その理由は,小児切断者そのものの発生頻度が少ないこと,医学的・教育的な諸問題は小児から成人に達するまでにほぼ解決されてしまうため,成人以降の変化についてあまり論議されないという理由があげられよう.このように大変難しい領域ではあるが,筆者のこれまでのささやかな経験と文献に基づいて,主に成長が骨・関節系に及ぼす影響という立場から述べてみる.
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