Japanese
English
特集 身体障害者と加齢
脊髄損傷者の老齢化について
Aging of Spinal Cord Injured Persons.
木村 哲彦
1
,
二瓶 隆一
1
,
陶山 哲夫
1
,
飛松 治基
1
,
飛松 好子
1
,
吉野 恭正
1
,
永井 昌夫
2
Tetsuhiko Kimura
1
,
Ryuichi Nihei
1
,
Tetsuo Suyama
1
,
Haruki Tobimatsu
1
,
Yoshiko Tobimatsu
1
,
Yasumasa Yoshino
1
,
Masao Nagai
2
1国立身体障害者リハビリテーションセンター病院整形外科
2国立身体障害者リハビリテーションセンター病院精神科
1Department of Orthopedic Surgerg, National Rehabilitation Center for the Disabled
2Department of Psychiatry, National Rehabilitation Center for the Disabled
キーワード:
脊髄損傷
,
加齢
Keyword:
脊髄損傷
,
加齢
pp.111-115
発行日 1992年2月10日
Published Date 1992/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107003
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はじめに
高齢者が転倒したあげくに,頸髄不全損傷で家庭復帰,社会復帰に難渋する症例が増えつつあるという現場での実感とともに,一方で,若くして脊髄損傷者になった者の中に,白髪の老人が増えてきたと実感している脊髄損傷医は少なくない.バルカン戦争の頃の脊髄損傷患者は80%以上が死亡し,第二次大戦直後の英国でも20%が死亡していた.しかし,表1に示すごとく,救急車到着前死亡を除けば1%にも至らないというデータもある.
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