学会報告
第2回高知県リハビリテーション研究会―平成3年1月27日,於:RKCホール
江口 壽榮夫
1
1高知県立子鹿園
pp.1027-1028
発行日 1991年10月10日
Published Date 1991/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106934
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本研究会は医学研究会のように医学関係者だけではなく,障害(児)者や障害を持つ老人等に関わる多くの層の人々が参加し,会員が平等に研究発表し討議する研究会であり,第1回の参加者は登録者総数476人(総合リハ18:745-746,1990参照)であったが,今回もその参加者数の減少はなく489人であった,参加者職種の内訳は,医師35(35),保健婦37(36),看護婦169(125),PT55(60),OT12(12),ST7(6),(M)SW13(16),施設職員(医師,看護婦,PT等を除いた寮母,指導員等)73(58),病院織員17,ホームヘルパー12(30),社会福祉協議会職員9(19),市町村などの行政職員6(7),福祉機器業者および義肢装具士10(11),学生3(20),その他23(24),不明8(17)であり,第1回(括弧内の数)と比べて看護婦,施設職員が増え,ホームヘルパー,社会福祉協議会職員が少し減少していた.そして今回が初めての参加と答えた者が90人いた.
テーマは「在宅か施設か病院か」で,以下のプログラムで行ったが,第1回同様いろいろな職種の人々の発表があり,今のところは専門的な事柄を深く討議することよりも,関係職種の相互理解に重点をおいた研究会として運営されるのを期待する人が多かった.
講演「痴呆患者の治療と介護について」は分かりやすく好評であり,またパネル「在宅か施設か病院か」も在宅と施設と病院とが協力することが必要であるとの結論がでたことは,出席者の全員の納得したものであった.
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