Japanese
English
講座 日常生活動作の再検討(8)
排泄動作
Reconsideration of Activities of Daily Living: Activities of excretion.
鷲見 信清
1
,
土肥 信之
1
,
小竹 伴照
1
,
前島 伸一郎
1
,
古橋 健彦
1
,
今津 有美子
1
,
内田 臣
1
,
伊藤 恭子
1
,
馬場 尊
1
,
若山 明子
1
,
坂本 浩
1
,
坂本 利恵
1
Nobukiyo Sumi
1
,
Nobuyuki Dohi
1
,
Tomomitsu Kotake
1
,
Shinichiro Maeshima
1
,
Takehiko Furuhashi
1
,
Yumiko Imazu
1
,
Shin Uchida
1
,
Kyoko Ito
1
,
Mikoto Baba
1
,
Akiko Wakayama
1
,
Hiroshi Sakamoto
1
,
Rie Sakamoto
1
1藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学七栗サナトリウム
1Department of Rehabilitation Medicine, Fujita Health University School of Medicine
キーワード:
日常生活動作(ADL)
,
排泄
,
脳血管障害
Keyword:
日常生活動作(ADL)
,
排泄
,
脳血管障害
pp.829-836
発行日 1991年8月10日
Published Date 1991/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106886
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はじめに
排泄は生命維持機構にとって重要であり,その障害はリハビリテーションの阻害因子となるだけでなく,身体的にも精神的にも悪影響を与え,Quality of Life(QOL)の低下につながると思われる.長尾ら1)の健常者のADLおよびAPDL(生活関連動作)に対する価値観の分析調査によれば,日常生活上自力可能でありたい行為として第1位は男女ともにトイレ動作であった.障害患者のリハビリテーションにおいてもADL,特に排泄動作の自立は重要である.
そこで,排泄機能障害である排尿排便障害については他稿に譲り,本稿では脳血管障害患者,脊髄損傷患者,慢性関節リウマチ(RA)患者などのADLにおける排泄動作につき,特に脳血管障害患者を中心に運動機能,知的精神機能,高次脳機能,ADLなどとの関連性を検索し,リハビリテーションについて検討したので,若干の考察を加えて報告する.
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