Japanese
English
短報
脳梗塞の後に石灰化像を呈した慢性期リハビリテーション患者の1例
A Case of Calcification within Old Cerebral Infarction.
前島 伸一郎
1,2
,
小竹 伴照
1
,
今津 有美子
1
,
土肥 信之
1
,
白子 和也
3
Shinichiro Maeshima
1,2
,
Tomomitsu Kotake
1
,
Yumiko Imazu
1
,
Nobuyuki Dohi
1
,
Kazuya Shirako
3
1藤田保健衛生大学リハビリテーション医学教室
2和歌山県立医科大学脳神経外科
3藤田保健衛生大学七栗サナトリウム放射線科
1Department of Rehabilitation Medicine, Fujita Health University
3Department of Radiology, Fujita Health University, Nanakuri Sanatorium
キーワード:
脳梗塞
,
慢性期リハビリテーション
,
CT
,
石灰化
Keyword:
脳梗塞
,
慢性期リハビリテーション
,
CT
,
石灰化
pp.331-333
発行日 1992年4月10日
Published Date 1992/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107054
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はじめに
近年CTの普及により,リハビリテーション施設においても,その読影は必須のものとなった.特に脳卒中患者を扱う施設においては,頭部CTの経過をフォローすることが望まれる.今回,我々はリハビリテーションのために入院中の片麻痺患者で,脳梗塞後の石灰化と思われるCT像を呈した1例を経験した.脳梗塞のために壊死に陥った神経細胞が石灰化することは稀ではない1)が,本症例のようにCTでとらえた報告は非常に少なく2~5),文献的考察を加えて報告したい.
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