Japanese
English
実践講座 住環境整備の実際
4.排泄
House Remodeling and Technical Aids, Toileting for the Home-bound Disabled.
渡邉 愼一
1
Shinichi Watanabe
1
1横浜市総合リハビリテーションセンター地域サービス室
1Community Service Division, Yokohama Rehabilitation Center
キーワード:
福祉機器
,
住宅改造
,
排泄
Keyword:
福祉機器
,
住宅改造
,
排泄
pp.341-345
発行日 1997年4月10日
Published Date 1997/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108352
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はじめに
人として「排泄はトイレで行いたい」というニードは自然なものである.しかし,頻尿,尿・便失禁,便秘などの排泄機能障害や麻痺などによる移動能力の低下が原因でトイレでの排泄が困難になり,おむつやポータブルトイレを利用することは多い.とくに,一般の家屋構造は病院や施設と異なり狭く段差があるため,移動や排泄動作の物理的障害となっている.また,排泄は他の身の回りの動作に比較して実施頻度が高く,介護負担が大きい行為でもある.われわれは,生活の質的向上を図るためにもできる限りトイレでの排泄を可能とするように援助すべきであろう.今回は,トイレでの排泄に向けた環境整備について移動様式別に概説する.
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