Japanese
English
増大特集 老年者とリハビリテーション
Ⅱ.老化の障害学
1.Impairment
心理
Psychology of the Elderly.
本田 哲三
1
,
篠原 豊
2
Tetsumi Honda
1
,
Yutaka Shinohara
2
1東海大学医学部リハビリテーション学科
2鶴巻温泉病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, School of Medicine, Tokai University
2Division of Physical Medicine and Rehabilitatien, Tsurumaki Spa Hospital
キーワード:
老人
,
心理
,
Behavioral Gerontology
Keyword:
老人
,
心理
,
Behavioral Gerontology
pp.320-323
発行日 1991年4月10日
Published Date 1991/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106775
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はじめに
老人の心理をとりあげる場合,脳の器質的変化によるものと身体,社会的な二次的な影響を分離することは本来困難である.例えば,従来,老人固有の性格とされていた諸特徴(愚痴や頑固など)も近年は環境や身体機能の影響が重要視されている.したがって,本稿では必ずしもImpairmentにこだわらない立場から老人の心理に関する諸説を概観したのち,特に施設老人を中心にその対応を検討する.なお,広い意味では心理に含まれる知的能力については誌面の関係から他稿にゆずることにする.
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