Japanese
English
特集 重症心身障害児の合併症
重症心身障害児・者のてんかん
Epilepsy among Children and Adult with Severely Mentally and Physically Handicaps.
林 優子
1
,
末光 茂
1
Yuko Hayashi
1
,
Shigeru Suemitsu
1
1旭川荘旭川児童院
1Asahigawasou Jidouin Children's Hospital
キーワード:
心身障害児・者
,
てんかん
Keyword:
心身障害児・者
,
てんかん
pp.121-126
発行日 1991年2月10日
Published Date 1991/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106725
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はじめに
てんかんは「脳の神経細胞の過剰放電による発作性および反復性の慢性的病的状態」と定義される.重症心身障害児・者(重症児)ではてんかんの合併頻度が高く,てんかん治療は重症児の医療の重要な柱の一つである.一般に,病院では発症初期の比較的年少で重篤な例が多いのに対して,重症児施設では発作の経過が長い例が主体を占める.そこでは医療と並行して,教育,訓練,生活面での努力が払われている.今回,我々は重症児施設入所者でのてんかんの実態を報告し,重症度,発作分類,抗てんかん薬について検討を加え,リハビリテーション上の配慮点に言及する.
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