Japanese
English
特集 子供のリハビリテーション
Ⅲ.子供のリハビリテーション(脳性麻痺を除く)
てんかん児の(リ)ハビリテーション
(Re)habilitation of Children with Espilepsy.
廿楽 重信
1,2
Shigenobu Tsuzura
1,2
1東京都立北療育医療センター
2東京慈恵会医科大学
1Tokyo Metropolitan Kita Medical Rehabilitation Center for Disabled Persons
2Department of Pediatrics, Tokyo Jikeikai University of Medicine.
キーワード:
てんかん
,
(リ)ハビリテーション(療育)
,
脳損傷児
Keyword:
てんかん
,
(リ)ハビリテーション(療育)
,
脳損傷児
pp.861-863
発行日 1987年9月10日
Published Date 1987/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106632
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はじめに
医学の進歩により,近年抗痙剤の開発進展は著しいものがある.しかしながら未だその抗痙剤の無効な約10~15%の子供や,てんかん発作間の小児をどう扱うかが,最近のてんかん(Epi)児の関心事である.ここにEpi児に対する(リ)ハビリテーション<(リ)ハと略す>の関与や全人間的扱いが注目されるゆえんがある.
最近「Epiは病気ではない」という人がおられるが,それはあくまでも抗痙剤有効な後述するEpi only児に対してはいえても,古くから知られていることだが,知的障害即ち精神遅滞(精神薄弱,MRと略す)といわれている状態を合併する重複障害のてんかん児では,一概にそうもいえないと筆者は考える.このような重複障害Epiの(リ)ハこそEpi児のリハ的問題であり,今後解決せねばならなぬEpi児のリハ学的課題であると思われる.従って重複障害児のEpi児に焦点をしぼりEpi児のリハについて述べてみたい.
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