Japanese
English
特集 子供のリハビリテーション
Ⅱ.脳性麻痺のリハビリテーション
肢体不自由児としての脳性麻痺―質的問題と量的問題
Recent Trends in the Incidence and Severity of Cerebral Palsy in Japan.
梶浦 一郎
1
,
古澤 正道
1
,
大川 敦子
1
Ichiro Kajiura
1
,
Masamiti Furusawa
1
,
Atsuko Okawa
1
1ボバース記念病院
1Bobath Hospital.
キーワード:
脳性麻痺発生率
,
重症度
Keyword:
脳性麻痺発生率
,
重症度
pp.715-718
発行日 1987年9月10日
Published Date 1987/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106597
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はじめに
脳性麻痺(以下CPと略す)の早期治療がわが国において実施されるようになって,すでに15年以上経った.それと相前後して周産期医療の急速な進歩もみられた.
早期治療によってCPは無くなるであろうとする極論もあったが,その後そのような報告は聞いていない.しかし,実際の臨床の場では,発生率そのものが激減したことを実感する一方,極めて重症の障害児の数(或は比率か)が増加している感がある.果してCPの発生率がどうなのか.更にはその重症度がどうなのかということは,今後の療育体制,技術の問題を探るうえで重要であると考える.
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