Japanese
English
特集 膀胱直腸機能
膀胱直腸障害に関する最近の研究
Study of Neuromuscular Vesical and Rectal Dysfunction.
戸塚 一彦
1
,
米瀬 泰行
1
Kazuhiko Tozuka
1
,
Yasuyuki Yonese
1
1自治医科大学泌尿器科
1Department of Urology, Jichi Medical School.
キーワード:
ループ学説
,
排尿筋括約筋協調不全(DSD)
,
尿流動態検査(Urodynamic study)
Keyword:
ループ学説
,
排尿筋括約筋協調不全(DSD)
,
尿流動態検査(Urodynamic study)
pp.413-416
発行日 1987年6月10日
Published Date 1987/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106524
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はじめに
排尿運動と排便運動は,それぞれ尿と便の貯留および排泄からなっている.排尿と排便の脊髄中枢はともに仙髄(S2-4)で近接して存在するので,種々の神経障害により,排尿運動が障害されるときには排便運動も障害されることが多い.しかし,排尿異常に比べると便失禁や便秘の管理は容易であり,また排便異常に関する知見は乏しい1)ので,以下神経障害による排尿異常(神経因性膀胱)に関する最近の研究について述べる.
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