Japanese
English
症例報告
精神分裂病を伴った脳卒中患者のリハビリテーション
Rehabilitation of Storoke Patients with Schizophrenia.
鈴木 邦彦
1
,
野中 猛
2
,
遠山 照彦
2
,
二木 立
3
Kunihiko Suzuki
1
,
Takeshi Nonaka
2
,
Teruhiko Toyama
2
,
Ryu Niki
3
1代々木病院理学療法科
2代々木病院精神神経科
3日本福祉大学
1Department of Rehabilitation Medicine, Yoyogi Hospital.
2Department of Neuro-Psychiatry.
3Japan University of Social Welfare.
キーワード:
脳卒中
,
精神分裂病
,
リエゾン精神医学
Keyword:
脳卒中
,
精神分裂病
,
リエゾン精神医学
pp.131-135
発行日 1987年2月10日
Published Date 1987/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106463
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はじめに
脳卒中のリハビリテーション(以下,リハ)において,精神障害が阻害因子になることはよく知られている.しかし,せん妄など意識障害に伴う精神症状が実際どのようにリハを困難にしているかについての報告は少なく,精神分裂病者の脳卒中リハについて具体的に述べたものは,本邦では武藤1)の報告以外,みなれない.当院は中規模一般病院であるが,30床のリハ専門病棟と32床の精神科病棟が併設されており,日常的に共同診療が行われている.その臨床の中で,今回は精神分裂病者が脳卒中リハのため入院した4例を報告し,阻害因子となる精神障害とその対策について考察する.
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