Japanese
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特集 脳性麻痺と加齢
地域における高齢脳性麻痺者の現状と問題点―東京都から
Present Status and Problems of Elderly People with Cerebral Palsy in Tokyo.
五味 重春
1
Shigeharu Gomi
1
1東京都立医療技術短期大学
1Tokyo Metropolitan College of Allied Medical Sciences
キーワード:
高齢脳性麻痺
,
ADL
,
介助と介護
Keyword:
高齢脳性麻痺
,
ADL
,
介助と介護
pp.687-693
発行日 1990年9月10日
Published Date 1990/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106341
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まえがき
いわゆる「脳性麻痺と加齢」という特集テーマの中で,東京都における高齢脳性麻痺(以下,CPと略す)者の現状と問題点を述べるように求められた.
一般人口の高齢化に伴い,CP者も以前より長命となった傾向があると思われるが,この全貌をとらえることは難しい.仮りに40歳以上のCP者と限定しても,筆者の扱った症例を把握している程度で,東京都内のCP成人全体を調査することは,現時点では悉皆調査でも行わない限り極めて困難といえる.
そこで筆者が,幼少時より指導してきて成人となったCP者のうち,①地域に生活している40歳以上になった者と,②都内療護施設に入所している40歳以上のCP者について調査した結果を述べ,その責を果たしたい.
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