Japanese
English
特集 地域における障害者の進路
更生施設の現状―脳性麻痺者について
Present State of Rehabilitation Instjtute for Physically Handicapped.
水落 和也
1
,
安藤 徳彦
1
,
小川 喜道
2
Kazuya Mizuochi
1
,
Norihiko Ando
1
,
Yoshimichi Ogawa
2
1神奈川県総合リハビリテーションセンターリハビリテーション医学科
2七沢更生ホーム訓練課長
1kanagawa Rehabilitation Center
2Social Adjustment Training, Nanasawa Kosei Home.
キーワード:
肢体不自由者更生施設
,
重度身体障害者更生援護施設
Keyword:
肢体不自由者更生施設
,
重度身体障害者更生援護施設
pp.681-687
発行日 1989年9月10日
Published Date 1989/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106120
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
身体障害者更生施設は身体障害者を入所させて,その更生に必要な治療または指導を行い,およびその更生に必要な訓練を行う施設(身体障害者福祉法第29条)と定められており,肢体不自由者更生施設,視覚障害者更生施設,聴覚・言語障害者更生施設,内部障害者更生施設の種別がある.肢体不自由者については,肢体不自由者更生施設と重度身体障害者更生援護施設があり,後者は重度の肢体不自由者を入所させて,その更生に必要な治療および訓練を行う施設と定められている.
神奈川県総合リハビリテーションセンターは肢体不自由者更生施設と重度身体障害者更生援護施設を持ち,同一敷地内にある神奈川リハビリテーション病院の医師が入所者の医学的管理およびリハビリテーション医療上の管理を行っている.
本稿は地域における障害者の進路の一つである更生施設の現状と問題点を明らかにするため,七沢更生ホームでの脳性麻痺者に対する社会的リハビリテーションの現状を紹介し,医学的リハビリテーションの立場から考察を加えるものである.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.